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POST#27 

ドローンで使える農薬のこれから・・。

農薬の登録制度の変更により、ドローン規制緩和に伴う空中散布用の農薬登録拡充の動きが現在急ピッチで進められています。

農薬散布用ドローンでは1回の飛行時間が10~15分ぐらいのものが一般的です。そのため作業効率をあげるには、面積あたりの散布水量自体を少なくする必要があります。それを実現しているのが空中散布(有人・無人ヘリ)用の農薬です。

 空中散布用の農薬は、濃厚少量散布(有効成分が濃い薬液を少ない液量で散布すること)とする事よって、空中散布の効率を高めています。

 通常の1000倍液を1ヘクタール(100mx100m)あたり1000リットル散布する登録農薬と同じ有効成分量を空中散布する場合には、8倍液を1ヘクタールあたり8リットル散布します。

 濃厚少量散布の空中散布で登録ができる農薬には、濃厚な薬液でも薬害が起こきず、散布薬液が少なくても効果を発揮することが求められます。

 現在、地上散布農薬で薬剤の使用方法欄に「散布」と記載があれば、ドローンなどの空中散布で使用する事は可能ですが、多くのドローンの場合、積載できる薬液量は10リットル程度ですので、 1ヘクタールあたり1000リットル散布する空中散布用でない登録農薬 の場合は何度も散布しなければならなくなり、あまりにも不効率になります。

一般的な8倍液を 1ヘクタールあたり8リットル 散布する空中散布用農薬であれば、ドローンに8リットルの薬液を積み込めば、1回の飛行で1ヘクタールの散布が可能となります。これであれば、1度の飛行時間が短いドローンであっても効率の良い散布を短時間で出来るようになります。

 今までの空中散布では無人ヘリコプターが主流で、主に水稲・小麦・大豆を対象としたものがほとんどで、果樹や野菜といった作物への濃厚少量散布の登録農薬はまだ非常に少ないです。そのため濃厚少量散布の登録を促進する規制緩和が行われ、ドローンで使用できる濃厚少量散布農薬の登録拡大が進められております。

 現在、多くのメーカーや試験場で濃厚少量散布登録の拡充に向けた取り組みがが進められています。

自動飛行が生み出す新しい価値。

従来の空中散布での最大の課題はオペレーターの操縦技量不足による散布ムラと言われてきました。熟練のオペレーターが居なければ本来の性能を発揮できなかったと言えます。

その問題を解決しさらに生産性を上げる為に、DJI社製アグラスMG-1シリーズは、いち早く自動飛行技術を採用し安全性と散布精度の性能向上に努めて参りました。

いまやドローンが飛ぶのは当たり前となりましたが、正確に散布する能力・性能となりますとMG-1シリーズには一日の長があります。しかも、離陸から移動・散布・帰還までを自動で正確に行える機体は少ないです。それをリーズナブルな価格で実現しているのがアグラスMG-1シリーズの特徴です。

是非この性能を実際に見て頂ければきっと選んで頂けるものと思います。

新型コロナウイルス拡散防止に伴いまして展示会・説明会等の開催は現在自粛しております。その為ご希望であればお客様のお宅・会社・圃場まで出張デモ・ご説明にお伺いしております。この機会に是非お気軽にご連絡ください。

農業用ドローンでの空中散布に必要な認定講習も、安全の為1名より少人数で開催対応いたしますので、宜しくお願い致します。

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電話0198-29-4120 月~金(9:30~18:00)

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民生用ドローンと空撮技術で世界をリードするDJIは、リモート操縦できるマルチコプターの実現に情熱を注ぐスタッフにより創業、運営される、飛行制御技術と手ぶれ補正のエキスパートです。DJIは、プロ、アマチュアユーザーのために、革新的なドローンとカメラ技術を開発、製造しています。DJIは、世界中のクリエイターやイノベーターにとって、空撮技術とツールがより身近で使いやすく、安全になるよう取り組んでいます。現在、北米、ヨーロッパ、アジアに拠点を構え、世界100ヵ国を超えるユーザーが、映画制作、建設業界、災害対策や人命救助、農業、管理保全など多くの産業分野においてDJIの製品を愛用しています。

 

 

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